もう一つのプロフィール
悩み・迷い
その後、看護教員として学生に関わり、産業保健師として25年、事業所で働く人の健康相談・メンタルヘルス相談・健康教育等に携わり、延べ40000人以上の方々との出会いがありました。素晴らしい出会いもたくさんありました。でもその一方で、解決が難しい相談も数多くありました。
「イライラがおさまらない」
「子育てがしんどい」
「介護と仕事の両立が大変だ」
「職場の風通しが悪い」
「人間関係を良くしたい」
「仕事を辞めたい」
「部下が何を考えているのかわからない」
「モチベーションが上がらない」等々
健康診断の結果は良好でも、また生活習慣を見直して良好になっても難しい相談は、解決できませんでした。毎年、お会いしながら繰り返される難しい相談・・・経験を経ても対応できない私自身の力量に、また変化が難しい職場の環境にどうしたら良いか八方ふさがりになりました。
データは改善しても、悩みや不満は変わらない。私のしていることに意味はあるのだろうか、関わっても変わらない等というのは、おこがましいことなのか、しかし今のままでは人や組織は変わっていかない、働く人のパフォーマンスを上げるにはどうしたら良いのだろう、いきいきと輝くにはどうアクションを起こしたらよいのだろう・・・悩み、迷い自己肯定感や自己効力感が下がっていった時期でした。