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映画館で禁煙教育⁈(その1) 2019年 8月21日(水)
インドの旅のもう一つの楽しみ・・・最新のインド映画が観られるとなればワクワク。もちろん、ベンガル語は全くわからないけどストーリーはわかるから、お客さんと同じように笑ってノリノリ。笑っている私を不思議そうに見て、親指を立ててニッコリしてくれるお客さんもいる。上映時間が長いので、途中に休憩時間があるのもインド。
休憩になり場内が明るくなったと思ったら、すぐに暗くなり?スクリーンに、ベッドに横たわる男性が映し出されました。えっ?いったい何が始まるの?と思いきや、鼻からカテーテルが入って、痛々しい表情。ベッドで身体を起こし、カメラに向かって
「僕は小さい頃からから、噛みタバコをやっていたんだ。今は口腔がんになって入院してる。僕のようにならないように、タバコはやめよう」と話していました。
笑って踊ってはじけるインド映画の休憩時間に「禁煙教育」には、驚きました!スクリーンには
「Tobacco Kills QUIT TODAY」
という文字が。職業柄、その映像がずっと心に残っていました。
コルカタ大学病院の交差点の禁煙看板(その2)・・・あの、映画の彼が!
コルカタ大学病院がある大きな道路に、禁煙看板を発見!なんと・・・映画館の休憩時間に禁煙を呼びかけた彼が映っていました。よく観ると看板には
「Died from Oral Cancer」
ってことは、あの男性は亡くなっていたのですね。彼の肉声を聞いたことで、この看板は衝撃的でした。向かいの通りには、もう一つの禁煙看板がありました。こちらは肺がん予防。握りつぶしたスポンジ(肺)から出た、ニコチンがビーカーにたっぷり溜まっている様子です。
旅先での日常の中で遭遇する何気ない一コマが、実はとても大きな思い出になっています。
- 街の映画館 (モールの中の映画館は日本と同じタイプです)
- 口腔がん予防看板 (映画の休憩時間に映し出された男性)
- 肺がん予防の看板