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45年ぶりの再会から3年 2021(令和3)年 1月17日(日)

 

新しい年が始まり、今年は昨年より少しでも平穏になりますようにと心から祈っている毎日。ふと思い出した、私が11歳の時に友達になってくれた優しいお姉さんのこと。COVIDで今は会えなくても、繋がっていること。

 

小学5年生の夏、家族で奥飛騨温泉に旅行に出かけた。「双六荘」と言う名前の宿でした。その宿は、小池新道1という登山道を名づけた小池義清さんの宿で、父が小池さんと親しくさせていただいたご縁から、泊めていただいたと記憶しています。

宿の前に高原川が流れ、妹と私で遊んでいた時に声をかけてくれた優しいお姉さんがいました。登山のために双六荘に泊まっていたのです。

 

そのお姉さんと文通が始まりました。お姉さんは、高校の英語の先生でした。子ども心になんて優しい人だろうと思ったのでした。小学生の私の手紙にいつも「書き方」の教科書のように美しい字で返信がきました。その後、お姉さんは結婚され4人のお母さんになり、私も2人の母になりましたが、年賀状だけは毎年欠かさず48年。

 

3年前の2017年の1月、京都で45年ぶりに会うことになりました。駅の改札で待ち合わせだけど、45年前のお姉さんの顔しか出てこない。わかるだろうか?会えるだろうか?わからなかったら携帯電話があるし・・・でも不思議なものですぐにお互いがわかったのでした。テレビなら感動の場面!挨拶や握手では物足りないから、ひしと抱き合って再会を大喜び!

45年という長い時間を一瞬で飛び越え、あの日に戻りました。お姉さんは45年前と変わらず、優しくかわいらしいままでした。COVIDが落ち着いたら、会いたい。きっと誰もがそうでしょう。会える日は必ず来ると信じていよう。

 

1)小池新道(こいけ しんどう)とは北アルプス新穂高温泉を基点とし、鏡平を経て弓折岳を経て双六小屋へ至り、三俣蓮華岳双六岳槍ヶ岳裏銀座コースに接続する登山道の名称。夏山の場合、行程中にはお花畑が点在し、槍ヶ岳や笠ヶ岳等の眺望も効く。1955年昭和30年)に、双六小屋の経営者であった小池義清らにより本コースが開設された。Wikipedia参照