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香りと記憶(1)2019(令和元)年 11月19日(火)

9月から新しい仕事に取り組み、2カ月が過ぎました。準備して臨むのだけど、なかなか自分にOKが出ない。

 

不甲斐ない自分に飽きれ・・・どこかでぼーっとしたくなり、ふと以前から気になっていた珈琲店に入りました。ネルドリップでゆっくりと淹れた珈琲が運ばれてきました。疲れた脳に染み入るような深い香りです。

なんて良い香りでしょう、と思いながら一口飲んで、衝撃でした!

 

思わず「美味しい!」と声をあげそうになりました(もし、私しかいなかったら、確実に声を上げていたでしょう)。深々とした香りに、苦みがありそのあとに甘みがきて、飲み終わると無かったかのように消えていく・・・。頭の中に、ふわーっと空間ができたように、その中に埋没していくかのような感覚でした。同時に、締め付けられていた心が癒されていきました。珈琲が、こんなに染み入るように美味しいとは!

 

美味しい珈琲に御礼を言ったところ、「大坊勝次さんという方をご存じですか?」と聞かれました。私は恥ずかしながら全く存じ上げなく、珈琲がお好きな方なら誰もが知る、東京南青山にあった「大坊珈琲店」の店主の大坊さんのことでした。その大坊さんが岐阜の珈琲店に見えますよ、と教えてくださったのです。

 

幸運にも岐阜の珈琲店に行けることになりました。この続きは(2)に・・・。

香りと記憶が焼き付いて、セルフケアの引き出しがまた一つ増えました。