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秋の一日 2025(令和7)年 11月
11月になり、山々が色づいてきた。
青い空に、紅葉した木々を見ると心が癒されて、思い切り空気を吸いたくなる。
久しぶりに車を走らせていたら、以前訪問した事業所の道に出た。
初めて社長さんとお会いした日のことを昨日のことのように思い出した。やっぱり紅葉が美しい季節だった。中山道の本陣跡がある街道で、会社の向かいにはその石碑が立っていた。
社長さんから「どうして保健師になったの?」と問いかけられた。自分のことを尋ねられることがほとんどなかったので、なんだかとても嬉しくて自分が高校生の時から保健師になりたかったこと、小学生の時にナイチンゲールや若草物語の本を読んだこと、祖父母にかわいがってもらったことを話したら、じっと聴いてくださって「いいね・・・自分が好きな仕事ができて、楽しそうに話せるのは聴いてていいもんだ」と言ってくださったのだ。
学生の頃から、化学が好きでね・・・面白くて。だから薬の世界に惹かれてね。高校を卒業して薬科大学に入ったんだよ。面白かったなあ・・・薬剤師になりたくてね。でも、長男で家業があって、薬剤師にはなれなかったんだ。こればかりは仕方がなかったけど、継いだ仕事も大事な仕事だったしね。印刷業は 地域の文化の発信地として非常に重要な役割だったんだ。この仕事にも誇りを持っていたんだよ
そんなことを優しい表情で話してくれ、その後も訪問の度に話をしてくれました。その後しばらくしてご逝去されましたが、穏やかで優しい社長さんの表情はあの日のままです。
「好きな仕事」・・・人生の中で保健師でいることの方が長くなって、私は保健師という職業の中でできあがってきたのだけど、やっぱりこの仕事が好き。いつかそうでなくなる日は来るけど、マインドはそのままでいたいと思うこの頃。
